【ホテル名】シーサイドイン大森様
【施設住所】東京都品川区南大井3-31-17
【インタビュイー】畠山様
【施設URL】https://www.seaside-inn.net/
平成4年の開業以後、羽田空港、品川駅といった交通拠点へアクセスが良いことから数多くのビジネスマンに愛されてきた「シーサイドイン大森」。手書き等のアナログ方式からデジタル方式へと、フロント業務の移行を検討していた際、候補に挙がったのが『innto』だったそうです。実際の使用感について、フロント業務を担当されている畠山様にお話を伺いました。
『innto』導入のきっかけとは?
私たちがメインとする顧客層は、30代~50代の男性ビジネスマン。大森には大企業が多く、空の玄関口・羽田空港や東海道新幹線の停車駅である品川駅にも近いということで、日本全国のお客様からご利用をいただいております。リーズナブルな価格帯でありながら、大浴場が使えて、客室を5つのタイプから選べるのが強み。近県の方が目的地に向かうため、前泊の際に利用いただくケースも多くあります。
シングルルーム
カプセルルーム
カプセルルーム内部
宿泊・売上管理システム(PMS)のデジタル移行は業界内でも遅い方だったのではないかと思いますが、検討を重ねた結果、選んだのが「innto」。
2018年末の導入以後、業務効率化に役立っているのはもちろん、使い勝手の良さからスタッフの評判も上々です。
導入以前は全て手書きで管理を行っていた。マネージャーが売上集計を行う際には、電卓をブラインドタッチできるほどだったとか
100室以上の規模にもフィットする、ストレスフリーな設計
「innto」のよい点は、シンプルな設計にあると思います。
必要十分な機能を備えつつ、操作がカンタン。
他社のシステムですと、当施設のような素泊まりがメインとなる宿泊施設では必要のない、ウェディングやレストランなどとの連携が可能であったり、付随するさまざまな機能があるため、結果的に操作が煩雑になりがちな面があるのではないでしょうか。
「どのスタッフでも使える、理解できる」というシステムの分かりやすさは、大きなメリットだと感じています。
導入から2~3か月程度は電話でサポート窓口に問い合わせることもありましたが、現在は7名のフロントスタッフ全員がシステムを使いこなしています。
当初は時間帯に関わらず問い合わせできるサポート体制がありがたかったですね。
今回お話を伺った、川翔プログレス・畠山氏
「innto」を導入したことで以前は曖昧だったオンハンドの情報共有などがスタッフ間でスムーズにできるようになりました。
情報共有が円滑になったことで、結果的にスタッフが一丸となって月次の売り上げ目標を目指して行けるようになり、雰囲気も変わりましたね。
100室を超えるボリュームでも難なく対応できる「innto」は、フロントスタッフの人数が多い施設にもマッチすることを実感しています。
定期的に実施されるアップデートも魅力
日々「innto」を使用する中で役立っているのが、2019年夏のアップデートで強化された帳票機能。
一目で状況がわかるダッシュボードや、売上や各指標分析に使えるレポート機能に加え、稼働率ヒートマップはよく参考にしています。
稼働率が可視化されることで、人員配置などの予測が立てやすいのはマネジメントをするうえで助かりますね。
年を追うごとにデータが蓄積され、より精度も高まってくると思いますので、将来的に機能の価値が高まることにも期待しています。
今後「innto」に求める改善点は?
当施設で働くフロントスタッフ7名のうち、3名は外国人のスタッフになります。
国籍はネパールとモンゴル。
過去には台湾のスタッフも在籍していました。
真面目でやる気があり、もちろん「innto」にも触れながら日々の業務を頑張ってくれています。
彼らに教えながら仕事を行うことが日本人スタッフのスキルアップにもつながっていることから、今後も継続的に外国人の採用を行っていく予定ですが、彼らは日本語を勉強してきているものの習熟度は高いとは言えず、いわゆる片言という状況です。
今後は外国人スタッフの利用も視野に入れていただき、英語、ひらがな、カタカナなどいくつかの表記にワンタッチで切り替えられる機能があると助かりますね。
東京・浅草、北海道・函館に宿泊施設を新規オープン予定
当社では昨今高まりを見せるインバウンド需要に応えるべく、東京・浅草、北海道・函館に新しく宿泊施設を建設中です。
新施設にも「innto」を導入し、ホテル運営の助けになればと検討しているところ。
フロント業務が効率化された分、直近は人材育成に力を入れ、新施設で手本となるようなスタッフをより多く育てていきたいと考えています。
【施設概要】
シーサイドイン大森
平成4年の開業以後、四半世紀以上にわたり日本全国のビジネスマンに愛されてきた全113室の宿泊施設。
リーズナブルな価格帯に加え、大浴場を完備、カプセル・キャビン・シングル・ダブル・ツインの計5タイプから客室を選べるとあり、幅広いニーズに応えている。
運営元の株式会社川翔プログレスでは、2020年中に東京・浅草、北海道・函館での新規宿泊施設開業を予定しており、蓄積されたノウハウを活かしたホテル運営に注目が集まっている。